「本当に死んだのか」…返信ない教師の葬儀場を確認しに行った保護者=韓国
https://news.yahoo.co.jp/articles/a58ba65d6981811f0a806897a1d194cc56a1e9b9
2021年に京畿道議政府(キョンギド・ウィジョンブ)の小学校で自殺した教師2人のうちの1人、故イ・ヨンスン教師は、死亡の前日まで保護者のために苦しんでいたことが明らかになった。ある保護者はイ教師から返信がないため葬儀場を訪れ、遺族ともめたりもした。
◆葬儀場で遺族ともめる保護者
14日のMBC放送によると、イ教師は2021年12月、自殺する前日まで保護者からの連絡を受けていた。この日にイ教師に連絡したのは長期欠席をしていた生徒の保護者A氏で、イ教師が生前にA氏と交わしたメッセージは400件にのぼるという。イ教師の死亡直前の携帯電話にはA氏からの電話2件があった。イ教師の返信がないため、A氏は「きょう風邪で早退する」というメッセージを送った。すでにイ・ヨンスン教師が死亡した後だった。翌日まで返信がないためA氏は職員室に行ってイ教師を訪れたという。
同僚の教師は「とても乱暴だった。『突然亡くなられた』と伝えたが、信じていないようだった。嘘をつくなと言った」と伝えた。
A氏は確認をしに葬儀場を訪ねたが、弔問はしなかったという。遺族側がMBCに公開した録音によると、遺族はA氏に「ここに立っている時間も長いので、入ってください」と伝えると、「そうではない。あいさつをしに来たのではない」と拒否した。遺族が芳名録の作成を要求したが、A氏はこれに応じず、遺族が「お母様、葬儀場は遊び場ではない」と怒ると、「私に怒るのか。私を知っているのか」と答えた。これに対し遺族が「私はお母様を知らない。お母様は名前を言っていないし、誰の保護者かも伝えていない」と話すと、「来てはいけないところに来たようだ。そうでしょう」と言って出て行った。