そうした外国人労働力は、実際にどの程度、経済成長に寄与したのだろうか。諸外国の経験に関する先行研究によれば、例えば、英国では、外国人労働力の経済成長への寄与率は、2006年で約15~20%相当あったとされる。また、アイルランドでは、過去10年間の平均成長率5.9%のうち4.8%ポイント、フランスでは1.6%のうち1.3%ポイントまでが外国人労働力の寄与であると指摘されている8。

https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je08/08b03010.html