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「なぜ防衛費を上げるのですか」 小学6年生が岸田首相へ送った手紙
2023年8月15日 7時0分
毎日新聞



小学6年生が安保政策への疑問を記した岸田首相への手紙全文

 日本はアメリカのことをどう思っているのか。

 小学6年生には、分からなかった。だから、岸田文雄首相に手紙を書いた。【宮城裕也】


岸田首相に伝えたい

 東京都世田谷区の私立和光小6年の36人が今年初めに書いた手紙は、こう始まる。

 <私たちは、社会科や総合学習で、沖縄のことや戦争のことを学んできました。戦争は遠い昔の話だと思ったのに、今も苦しんでいる人がいることや、今にも続く問題であることがわかりました>

 <戦争は怖いし、絶対にやってはいけないと思っていたのに、ニュースで防衛費をあげようとしていることを知りました。そこで岸田首相に『ぜひ聞いてみたい、伝えたい』という声があがって、クラスのみんなで手紙を書きました>


 北朝鮮の弾道ミサイルが日本列島の上空を通過。日本が相手国のミサイル拠点などを攻撃する力を持つことを決め、岸田首相が防衛費の増額を指示したころだった。

 児童らは、政府の安全保障政策への思いや疑問をつづった。

 <今、北朝鮮が日本にミサイルをうってきていますが、うってきているから軍事費を増やすのはダメだと思います>


 <逆に中国などが怒って、攻撃してくるかもしれないと思いました>

 <防衛費1兆円を他の税からとるのは、さすがにひどいと思います。他の案はないのですか?>

 <なぜ自衛隊が、国を守る以外に攻めてもいいというルールになったのですか?>

沖縄の声を聞かない理由は?

 和光小では6年生が1年間、沖縄の歴史や文化、社会問題を学ぶ。集大成として3泊4日で沖縄県を訪れている。1987年から続く平和学習だ。