もうひとつ考えられるのは、IT系の企業が買収するケースである。中古車販売はネットオークションや保険代理店業務と相性が良く、IT企業がビッグモーターの中古車販売のノウハウを手に入れれば、新しいネットビジネスが誕生するかもしれない。

 可能性としてはかなり薄いが、お金のある個人がビッグモーターを丸ごと買ってしまうケースも考えられる。元ライブドア社長の堀江貴文氏や、ZOZOTOWNを立ち上げたスタートアップトゥデイの元社長の前澤友作氏など、豊富なITの知識と経営手腕を持つ人物がビッグモーターを買収すれば、面白い復活劇が見られるかもしれない。

 ビッグモーターの今後については、いろいろ想像を巡らせてしまうところではある。どちらにせよ、残された企業体力を考えれば、そう遠くない将来に、ビッグモーターの経営に何かしらの動きがあることは間違いないと言える。

 果たして、“買取台数日本一”の会社を買い取るのはどこの企業なのか。それとも不死鳥のごとく、ビッグモーターがさらにビッグな復活劇を見せてくれるのか。いろいろな意味で、今後のビッグモーターからは目が離せない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ecd3853151721693277c4384b4d4b3d9b3d5ce32?page=4