テニスで前代未聞の珍事 女性客が「ブーン」とハチのマネしてサーブ妨害 チチパス怒り
https://news.yahoo.co.jp/articles/70e78a6f77bb8778eb3166ad559ce130d07758ed

 テニスのウエスタン&サザン・オープン(米オハイオ州シンシナティ)で、前代未聞の珍事が発生した。

 男子シングルス2回戦で、世界ランク4位のステファノス・チチパス(ギリシャ)がベン・シェルトン(米国)と対戦した。テニス専門メディア「テニスTV」によると、第2セット途中、チチパスはサーブの際、ラケットで虫を追い払うようなそぶりを見せた。その後、審判の元へと駆け寄り「僕の後ろにハチのマネをしてジャマする人がいるんだ。サーブを打つ直前に『ブーン』という音なんだ。これ大丈夫だと思う?」と観客が『ブーン』とつぶやき邪魔していると苦情。チチパスは「ちょっと聞いてくる」と自分で問題を解決するために観客席の元へと向かった。

 周りの観客がチチパスに対し「この人」と教え人物を特定。中年の女性で、チチパスは再び主審へと駆け寄り「私のキャリアでこんなことは一度もなかった。(シェルトンを)応援しているのは知っている。あそこにいる女性だ。彼女は出て行くべきだ」と怒りを見せながら訴えた。

 最終的には女性がチチパスに謝罪。チチパスはハプニングにも負けず、7―6(7―3)、7―6(7―2)でシェルトンを下した。

 とんだお邪魔虫がいたようだ。