ことし5月、福岡県柳川市の美容専門学校で、バーベキューの火が4人の生徒に燃え移り、このうち1人が死亡した事故で、第三者による調査委員会が初会合を開き、学校側への聴き取りを行いました。
ことし5月、柳川市の「ハリウッドワールド美容専門学校」で、バーベキューの火が付近にいた生徒4人に燃え移り、このうち18歳の生徒1人が死亡しました。
事故を受け、安全教育に詳しい大学教授や弁護士、臨床心理士など6人の有識者による調査委員会が設けられ、17日に県庁で初会合が開かれました。
冒頭、委員長を務める西南学院大学の中馬充子教授が「二度と同様の事故を起こさないよう検証を進めたい」と述べました。
会合は、このあと非公開となり、専門学校の古賀郁学園長らへの聴き取りが行われました。
会合のあと、委員長を務める中馬教授は「事実確認が重要で、関係者へのヒアリングや現地調査を行いながら、新たな知見、注意勧告を取りまとめていく」と述べました。
また、古賀学園長は「ここからスタートして真摯（しんし）に受け止めて、しっかりと対応していきたい」と述べました。
調査委員会では、来年3月末をめどに再発防止に必要な取り組みなどを盛り込んだ報告書をまとめる方針だということです。
一方、事故をめぐっては、男性教員が火を強めようと炭にアルコールを吹きかけたことなどが明らかになっていて、警察が業務上過失致死傷の疑いがあるとみて調べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230817/k10014165951000.html
