“1.2%”の証言者〜38年前の夏の教訓をつなぎ続ける

123便の搭乗手続きのさなか、子どもが1人で飛行機に乗るための手続きをしていた母親に、ぴったりと寄り添うように立っていた男の子。伊藤さんは、どことなく不安げな表情に見え、「出発間際になって急に心細くなったのかな」と感じて思わず声をかけました。
伊藤さん「ぼく、もしかしてきょう1人で飛行機乗るの」
びっくりしたような表情をした男の子に代わって、母親が答えてくれました。
母親「そうなんです。初めての1人旅で大阪に行きます」

伊藤さん「ぼく、すごいね。1人で飛行機乗って大阪に行くんだ。夏休み楽しんで来てね。いってらっしゃい」
のちにその子も亡くなったことを知ります。

美谷島健くん、9歳。

野球が大好きな少年でした。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230810/k10014158681000.html