発達障害の傾向がありながら、はっきりとした診断名がつかない「グレーゾーン」の子供が増えている。子供の教育方針に悩みを抱える保護者もおり、専門家は「学校や地域が連携して支援する必要がある」と指摘している。

福島県の会津地方在住の女性(40)は、5年生の三男(10)が不登校で悩んでいる。三男は小学校の通常学級に通っていたが、黒板の字をノートに書き写すことがうまくできなかった。
授業中は落ち着きがなく、同級生とのコミュニケーションも苦手なところがある。3年生の時、担任教師に「できないのはあなただけ」と注意されたことにショックを受け、自信を徐々になくしていった。

◆発達障害=生まれつきの脳機能障害が原因とされ、年齢に比べて落ち着きがない、注意を持続しにくい「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」、読み書きや計算が困難な「学習障害(LD)」などがある。

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