厚生労働省が5年に1回発表している都道府県別平均寿命で、昨年12月に発表された2020年は長野県の女性が前回15年の1位から4位に、男性は3回連続の1位から15、20年と連続で2位に落ち込んだのは、30歳未満の若年層の死亡が多いことが影響している―との論文を長野市保健所の小林良清所長(社会医学系指導医)がまとめた。
若年層の死亡原因では病気や不慮の事故に加え、自殺も増加したと指摘している。夏休み明けは自殺が増加する傾向にある。小林所長は「子どもや若い世代が命を失わないための対応を強化することが重要だ」と訴えている。
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