【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
──今回はクリミア橋爆破事件についてお聞きしたいんですが。
ジェームズ あの事件はガスパイプライン・ノルドストリームの爆破事件と併せて、今後のロシアを考える上でとても重要ですからじっくりお話ししましょう。
まず、誰が犯人なのかというと、ウクライナは、プーチンによるロシアの自作自演だと言っていますね。一方、ロシアはウクライナのゼレンスキー政権のテロ行為だとみなしていましたが、10月12日になってプーチンがノルドストリームの爆発に米国が関与していると言い出しました。
──誰が犯人なのか、相変わらず混沌としてますね。
ジェームズ こういう事件は基本的にそういうものです。ただし、犯人はわかっています。クリミア橋爆破は明らかにロシアの諜報組織FSB(ロシア連邦保安庁)の自作自演であると思います。なぜ、そう言えるのかというと、この戦争の侵攻からいままでの流れを見ていくとわかります。侵攻の最初からロシアの軍事侵攻は杜撰だと言われていましたよね? 実際、誰が見ても杜撰な作戦がずっと続いていました。多くの人は最初にそれを見て「まさか」と思い、そのあと次第に「ロシア軍って実は大したことないんじゃないか」と見くびるようになっていきましたよね。しかし、それがおかしいのです。ロシアの戦い方は確かに杜撰ですが、あそこまで戦術的に失敗するって本来ありえないんですよ。
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