2023年8月22日 14時54分 読売新聞オンライン

 今夏の甲子園大会でチアリーダーの衣装を従来のスカートからハーフパンツにした野球のユニホーム風のコスチュームを少なくとも4校が採用した。

 スマホなどによる盗撮被害を防ぐのが狙いで、華やかさを残しつつ選手との一体感も得られるとして生徒からも好評だった。(石渕譲、脊尾直哉)

 八戸学院光星(青森)は従来のスカートタイプから、野球帽に紺の半袖シャツのハーフパンツ姿に変更した。胸元には「KOSEI」とプリントされており、シャツの下には長袖のアンダーシャツを着用するなど野球のユニホームそっくりだ。衣装は大会直前に完成し、12日の初戦で初披露された。

 チアリーダーなどの盗撮被害が全国的に問題となっていることを受け、生徒の安全を守るために考案。スカートでは座っている間も視線が気になり、膝元にタオルをかけるため、より暑さを感じていたという。チアリーディング部部長の津島陽奈乃さん(3年)は「これで盗撮を心配しなくてよくなり、長袖が日焼け対策にもなっている」と話す。

https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/b/5/b5dc2_1231_e8fc71fe_7216021a.jpg
ユニホーム風の衣装で踊る広陵のダンス部員ら

https://news.livedoor.com/article/detail/24844540/