海外パビリオン「プレハブ」案 協会が建設、来年末引き渡し 万博

 2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)が、自前のパビリオン整備が困難とみられる国・地域に、「タイプX」と呼ばれる簡易な方法を提案していることが分かった。

 関係者が22日、明らかにした。プレハブなどの建物を協会側が整備。24年末までに引き渡し、各国が外装や内装を行う。

 海外パビリオンについて約50カ国・地域が自前で建物を発注して整備する「タイプA」での出展を目指していたが、資材価格高騰などで建設業者との契約が難航。協会が整備した建物を借り受ける「タイプB」への転換を求める声も上がっていた。

 タイプXは、各国が一から工事を発注するAと異なり、協会が鉄骨かプレハブの建物を整備。完成後に各国に引き渡す。各国は内装や外装で趣向を凝らし、差別化を図る。建設費は各国が支出するが、発注業務は協会が担うため事務負担は軽くなる。構造を簡素化して、工期短縮を目指す。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e5cfbdb59e58b0cda39d9cc7549474de22d47a9