芦屋の86歳女性、1150万円の詐欺被害 警官名乗る男から電話「カードと通帳をポストに入れて」
22日午前、兵庫県芦屋市の女性(86)が「警察官などを名乗る男らに通帳とキャッシュカードをだまし取られた」と同県警芦屋署に届け出た。女性によると、口座からは少なくとも現金約1150万円が引き出されていたといい、同署が詐欺事件として調べている。
同署によると、7月18日午後、女性宅に日本電気協会を名乗る男から「あなたの口座情報が漏えいしている可能性がある。警察に取り次ぐ」などと電話があった。
続いて警察官を名乗る男から「あなたに薬物犯罪の共犯者の疑いがある。無関係であることを証明するために、口座番号と暗証番号が必要だ」「キャッシュカードと預金通帳を郵便ポストに入れておいて」などと電話で言われ、同月27日、女性が自宅の郵便受けにカードと通帳を入れた封筒を入れたところ、何者かにだまし取られたという。
同署が別の詐欺事件を捜査中、女性が被害に遭っている可能性が浮上したといい、女性に連絡して事件が発覚した。
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