Netflixは9月29日をもって、25年の歴史を持つDVD（およびBD）の宅配レンタルサービスを終了すると予告済みだ。このサービス終了日に、顧客は最大10枚のランダムなディスクを発送してもらえることや、それらディスクを返却する必要がないことを発表した。
まずNetflixは、X（Twitter）に「サービスの最終日に最大10枚の追加ディスクを発送するチャンスに応募できる」とことを発表した。
このチャンスは、サービスを提供している米国のユーザーのみが8月29日まで参加できる。もっとも「保証はできないが、試してみる価値はある」とのことで、必ずしも10枚を手にできるわけではない。
同社はさらに一歩踏み込んで、9月29日以降は未返却ディスクの代金は請求しないことも発表した。最終出荷分を、心ゆくまでお楽しみください！とのことだ。
このポストに対して「最終ディスクを永久に保管していいという意味？」と訊かれ、「ご自宅にある未返却のディスクの料金は徴収しない」と答えていることから、 “永久的に追加料金なしにレンタルできる” ということだろう。
つまり、上記の「サービス最終日に最大10枚のディスクを発送」は、実質的にその枚数のディスクをもらえることを意味している。
実際にサービス加入者は、プロモーションを知らせるメールを受け取ったという。「フィナーレを楽しみましょう」とあり、その「楽しみ」とはディスクが何枚届くかを確認することだ。「決まった枚数の追加DVDを受け取るのではなく、それぞれ赤い封筒が来るまで何枚届くか分からない」と伝えられている。
日本でもレンタルビデオ店の閉店が相次ぎ、全国トップの在庫数を誇った渋谷TSUTAYAもリニューアルに伴い、CDとDVDのレンタル業を終了する。動画ストリーミングで配信していない映像を見る手段がまた1つなくなることや、貴重なディスクが散逸する可能性も懸念されるところだ。
Source: DVD Netflix（X）
via: Gizmodo（US）
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