同居する父親の遺体を自宅内に放置したとして、千葉県警市原署は23日までに、死体遺棄の疑いで、同県市原市光風台の自称無職、安藤史彦容疑者(49)を逮捕した。

逮捕容疑は、父親の安藤文夫さん(76)が死亡しているのを発見したときから今月22日までの間、遺体を自宅の洗面所の床に放置したとしている。「父親の遺体を放置したことに間違いありません」と容疑を認めており、「(父親は)7月末に洗面所で倒れた」と供述しているという。

同署によると、22日午後1時45分ごろ、近隣住民から「近所の家からにおいがする」と通報があり、駆けつけた同署員が文夫さんの遺体を発見した。遺体に目立った外傷はなかったが、腐敗が進んでいるという。

安藤容疑者は、文夫さんと2人で暮らしていたとみられる。同署は、文夫さんの死因や詳しい経緯を調べる。

https://www.sankei.com/article/20230823-PJN55YPMEZMFLPLXMG7YTUGGIQ/