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「夫婦円満の秘訣は愛犬」天皇ご一家の愛犬&愛猫ヒストリー 結婚式当日に雅子さまを見送った「ショコラ」も
コロナ禍を経てご公務を再開された天皇皇后両陛下。愛子さまは大学への通学を始められています。忙しい日々を過ごされるご一家にとって愛犬や愛猫の存在は癒やしになっているかもしれません。過去に公開された雅子さまの誕生日や天皇皇后両陛下の銀婚式などの写真には、犬や猫たちが一緒に写っています。今回、ご一家の愛犬、愛猫のヒストリーを振り返ります
報道で有名になったヨークシャテリアのショコラ
雅子さまの愛犬といえば、ご成婚前、ご実家で飼われていたヨークシャテリアを思い出す人も多いのではないでしょうか。天皇陛下(当時は皇太子)の結婚相手として報道された際、愛犬のショコラもテレビなどのメディアに登場していました。
1993年6月9日、結婚式当日に自宅を出発される雅子さまを、ご両親と妹と共にショコラも見送りました。
愛子さまが生まれる前から飼われていた2匹の愛犬、ピッピとまり
結婚されてからは2匹の雑種、ピッピとまりを飼われていました。赤坂御用地に入ってきた犬が10匹の子犬を産み、両陛下が2匹を飼われることになり、8匹は宮内庁の職員が引き取ることになったそうです。1998年12月、お誕生日の記者会見で雅子さまは、夫婦円満の秘訣について問われた際、愛犬について話されていました。
「今、犬がおりますけれども、この犬がいるというのも夫婦の仲にとって、とても良いように思います。よく『夫婦喧嘩は犬も食わぬ』と申しますけれども、喧嘩の種は割とよく拾って食べてくれるような気がいたします」
このユーモアな回答をされた記者会見から、約3年後に愛子さまが誕生されました。
愛子さまを支えた愛犬・由莉
ピッピとまりは、2009年に寿命を迎えました。同年に、生後2か月の保護犬を動物病院を通じて、引き取ったご一家。愛子さまが、まりの名前と似た響きの、由莉と命名されました。
2010年に、学習院初等科2年生だった愛子さまが学校生活に強い不安を訴えられて、登校ができなくなる時期がありました。2011年の秋頃にはお一人で通学されるようになりましたが、当初は雅子さまが付き添われていました。雅子さまに代わって由莉が一緒に登校することもありました。
愛子さまが文集に綴った保護犬・猫への願い
15歳を迎えられた愛子さまの誕生日に、トラ猫のセブンが愛子さまの膝の上でくつろいでいる写真が公開されました。セブンのほかにも、みーという保護猫も飼われています。
愛子さまが卒業記念文集「桜愛集」で「動物たちの大切な命」というタイトルで、飼われているペットや、保護された動物について書かれています。
「動物がいることで癒されたり、楽しい会話が生まれたりして、人と動物の絆は素晴らしいものだと実感しています。私が飼っている犬は、病院に入院している子供たちを訪問するボランティア活動に参加し、闘病中の子供たちにもとても喜ばれているそうです」
「私は、このような人と動物の絆の素晴らしさや、命の大切さを、広く伝えていかれたら良いと思います。そして、犬も猫も殺処分されない世の中の実現に向けて、たくさんの人に動物の良さが理解され、人も動物も大切にされるようになることを願っています」
動物を愛する両陛下のように、動物を思われる優しい気持ちは愛子さまに引き継がれています。