2019年のワールドシリーズでMVPとなったナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手(35)が現役引退を表明。
AP通信が24日、関係者の話として伝えているもので、ワシントン・ポスト紙は9月9日に会見を行うと報じている。
196センチ、107キロの同投手はサンディエゴ州立大時代の2008年、ユタ大戦で1試合23奪三振を記録。
同年の北京五輪にアマチュア選手としてただ1人、米国代表として出場して銅メダルを獲得した。
最速100マイル(160・9キロ)を超える速球と高速スライダーが武器。
09年のドラフトでは全体トップで指名され、契約問題でもめたものの、8月17日の期限ぎりぎりに当時の新人最高額となる4年1510万ドルで契約を締結した。
メジャーにはナショナルズ一筋に13年在籍。すべて先発で247試合に登板して113勝62敗、防御率3・24、三振奪取率10・55という成績を残した。
2019年は自己最多の18勝(6敗)を挙げ、同年のワールドシリーズ(対アストロズ)では第2戦と第6戦に先発していずれも勝利投手。このシリーズのMVPに選出された。
球宴には3回出場。しかし21年に神経障害を引き起こしていた胸郭出口症候群の手術を受け、22年6月9日のマーリンズ戦を最後に登板はなかった。
19年12月には7年、2億4500万ドルという大型契約を交わしていたが、それ以後、マウンドで投げたのは528球にとどまった。
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