26日午前9時半ごろ、京阪電鉄の神宮丸太町―三条間を走行中の快速急行(8両編成)内で出火し、座席の一部を焼いたが間もなく乗客が消火器で消し止めた。電車は三条駅に停車して乗客約50人が避難し、けが人はなかった。
京都市消防局によると、ワイヤレスイヤホンの充電ケースから発火したとみられる。直前に乗客が座席の背もたれの前後を入れ替えようと動かした際に、座席の金具部分に置かれていたケースが押しつぶされ、内蔵のバッテリーが発火した可能性があるという。
無線で再生機器と接続するワイヤレスイヤホンは、リチウムイオン電池を搭載したケースに入れて充電する。消費者庁は火災事故が増加傾向にあるとして、2020年3月に注意を呼びかけている。
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