国際原子力機関(IAEA)も放流が終わるまで現場に常駐し、状況を点検するという立場だ。IAEAのラファエル・マリアーノ・グロッシー事務局長は公式声明を出して「IAEA専門家たちが国際社会の目の役割を果たし、IAEAの安全基準に合致する計画通りに放流を遂行させるために現場に出ている」と明らかにした。IAEAは自主現場分析の結果、放流されている薄められた水の三重水素の濃度が運営基準値である1リットル当たり1500ベクレルにはるかに及ばないことが確認されたと伝えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/175fea01c5c18d47c8ff751403f01cf4c8e855e7
グロッシー事務局長からは、IAEA専門家は国際社会の目としての役割を果たし、ALPS処理水の放出がIAEAの安全基準に即した形で計画どおり実行されていることを確認するために現場におり、7月に約束したとおり最後の一滴が放出されるまで関与していく旨述べました。
その上で両者は、本取組に幅広い地域から支持が表明されていることを共有し、また、東電福島第一原子力発電所におけるIAEA職員の常駐、同原子力発電所からのリアルタイムでのモニタリングのデータの公表、日本が行う追加的なレビュー及びモニタリングのIAEAによる確認作業などを通じて、海洋放出開始後、今後数十年に亘ってIAEAがALPS処理水海洋放出が安全基準を満たしていることを確認していくことについて再確認しました。また、両者は、本会談で再確認した日本・IAEA間の協力・連携関係を対外的に示す文書を早期に作成し、公表することについて一致しました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press5_000093.html
さらに、IAEAは、日本政府及び東京電力が公表したデータの裏付けを行うために、処理水及び環境中の放射性物質のモニタリングを独立した立場で実施する予定です。この作業は、IAEA及び第三者の研究所が共同で行います。
https://www.iaea.org/ja/topics/response/fu-dao-di-yi-yuan-fa-niokeruchu-li-shui-nofang-chu