https://keiei.proweb.jp/news/1/2766/4402/
「管理職求人・転職」は直近6年で3倍以上に増加。業界別では「IT・インターネット」、職種別では「SE」が最も高い伸び率に
株式会社リクルートは2023年7月19日、「管理職の採用動向」に関する調査結果を発表した。調査期間は2023年5月〜7月で、同社の運営する転職支援サービスを利用して転職した人(有効回答数は非公開)のデータを基に集計している。これにより、2016年以降の管理職の採用動向や業界・職種別の推移が明らかとなった。
2016年以降、管理職求人は年々増加傾向に
これまで日本企業には、年功序列や終身雇用を前提とした“日本型雇用”の慣行や、企業内特殊的熟練が中心のキャリア環境があり、他社への管理職の転職は難しいイメージがあった。しかし、近年では注力事業に外部人材を起用するだけでなく、新しい事業領域への転換のために、自社にないノウハウを持った外部人材を管理職登用する動きも生まれ始めているという。
そこでリクルートは、「管理職求人の推移」を調べ、2016年度を「1」として各年度の数値を出した。すると、2022年度は2016年の3.67倍になっており、コロナ禍で新規の求人が落ち込んだ中でも、管理職求人は減少しなかったことがわかった。