兵庫県尼崎市水堂町4のマンション廊下で警察官が特殊警棒とナイフを持った女に殴りかかられた事件で、尼崎北署は28日、マンション住人の男性に対する殺人未遂の疑いで、このマンションに住む無職の女(57)を再逮捕した。

再逮捕容疑は27日午前3時55分ごろ~5時40分ごろ、マンション2階の自室前の廊下で、別の階に住む建築業の男性(43)に対し、ナイフ(刃渡り約12センチ)で顔を複数回切り付けたり、伸縮式の特殊警棒(最大長さ約80センチ)で殴ったりして、殺害しようとした疑い。

署によると、酒を飲んでいた男性が女の部屋を自室と間違え、インターホンを数回押したところ、女がナイフと特殊警棒を持ってドアを開け、男性を襲ったとみられる。調べに対し、容疑を認めた上で「泥棒だと思った」と話しているという。

午前5時20分ごろ、同じマンションの住人が「顔から血を流した人が倒れている」と110番。署員が駆け付けると、女が警棒で殴りかかってきたため、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕していた。男性の命に別条はないという。

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