販売目的で大麻を栽培したなどとして、兵庫県警大麻事犯総合対策推進本部と近畿厚生局麻薬取締部神戸分室などは28日までに、大麻取締法違反(営利目的栽培)などの疑いで、いずれも芸術家で大阪府吹田市の男(36)、大阪市此花区の男(37)ら3人を逮捕、送検した。

 県警によると7月18日、兵庫県相生市若狭野町野々の民家で乾燥大麻386・9グラム(末端価格約190万円相当)を共同所持した疑いで3人を現行犯逮捕。その後、2月8日~7月18日に営利目的で大麻草18株を栽培した疑いで8月28日に追送検した。調べに対し「一緒に育てた」と認めているが、営利目的について黙秘したり、否認したりしているという。

 2人は、2022年2月ごろから大麻栽培に携わっていたとみられる。家宅捜索で乾燥大麻計約4・7キロ(同計約2370万円相当)などを押収しており、密売の有無などを調べる。

 2人は芸術家グループ「ヒスロム」のメンバーで、京都市が若手を支援する18年度の「芸術文化特別奨励者」に選ばれた。

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202308/0016750893.shtml