酒に酔った男性に声を掛け、ビルなどに連れ込んでわいせつな行為をしたとして、警視庁池袋署がわいせつ略取と準強制性交の疑いで、いずれも会社員の原修也(43)=東京都新宿区大久保、中林強(37)=同区百人町=両容疑者を逮捕したことが28日、捜査関係者への取材で分かった。

 中林容疑者は容疑を認め、原容疑者は「決して無理やりやっていない」と否認しているといい、同署はほかにも同様の被害がないか調べている。

逮捕容疑は7月6日午前3時~3時半ごろ、豊島区南池袋の路上で酒に酔っていた20代男性に声を掛け、付近の商業施設や雑居ビルに連れ込み、わいせつな行為をした疑い。
 捜査関係者によると、2人は帰宅途中だった男性を、約30分間にわたり人通りの少ない場所などに連れ回した。交代で見張り役を務め、もう一人が「出せ」「やれるだろ」などと言って服を脱がせ、わいせつな行為をしていた。男性は「怖くて逃げられなかった」と話しているという。
 2人は副業で、同性を対象とした男性向け風俗店を共同経営していた。

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