東京電力福島第一原子力発電所の処理水海洋放出が始まって以降、各地で確認されている中国発とみられる嫌がらせ電話が、宮城県内の観光施設などにも相次いでいることが分かった。中国語でまくし立て、「バカ」とどなるような電話もあったといい、施設側は「収まるのを待つしかない」と困惑している。

 白石市の観光施設「宮城蔵王キツネ村」では、処理水放出が始まった24日の夜から嫌がらせ電話が続いている。いずれも中国の国番号「86」で始まる番号からで、中国語のため何を言っているか分からないが、日本語で「バカ」「死ね」などの暴言も吐かれたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230829-OYT1T50106/