https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/328195
2018年には、近畿大学の研究チームがトリチウム水の分離・除去に成功したと発表した。民間企業と連携し、直径5ナノメートル(ナノは10億分の1)以下という超微細な穴を多数持つアルミ製フィルターを開発。トリチウム水を含んだ水蒸気を通すと、穴にトリチウム水だけが付着し、ほぼ100%分離できたという。

 発表から5年。研究チームは品質改良を進めているが、実用化を阻んでいるのはナント、政府と東電である。