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3Dプリンターがもたらすベネフィットに、期待が高まりそうな知らせが届いた。

2023年7月25日、愛知県小牧市において「セレンディクス株式会社」が、日本初となる二人世帯向け3Dプリンター住宅「serendix50(フジツボモデル)」を竣工した。その施工時間は、開始からわずか44時間30分とのことだ。

これまでに小スペース店舗などに向いた3Dプリンター住宅「serendix10(スフィアモデル)」を2022年に23時間で完成していた同社。今年5月には同モデルを、一般販売棟初と同時に商用初の3Dプリンター施設として長野県佐久市に竣工している。

今回は、60代以上の夫婦世帯から終の棲家として一般住宅仕様の3Dプリンター住宅を熱望する声が多く寄せられたことを受け、共同プロジェクトを立ち上げ鉄骨造1LDK平屋で高い天井のある快適な50㎡になるモデル「serendix50」を生み出した。

新モデルでは、快適性能と安全性能を検証されたデジタルデータにより、躯体を3Dプリンターで出力、屋根はデジタルデータをもとにCNCカッターで造形するという2つの新しいデジタルファブリケーションの技術を融合させたとのこと。

目標とした48時間以内の竣工を実現した様子は下部の動画からもチェックできる。

「セレンディクス株式会社」は、「世界最先端の家で人類を豊かにする」というビジョンのもと“クルマを買う値段で買える家”の開発を進め、住宅ローンから解放された自由な人生の実現を目指している。

一般的な住宅の1/10の価格を目指すとのことで、紹介した「serendix50」は予定価格550万円で限定6棟の先行販売を開始する予定になる。


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