万博協会と大学団体が協定 ボランティア・イベント参加が単位にも?

2025年の大阪・関西万博を準備する日本国際博覧会協会は23日、多くの学生に万博のイベントなどに参加してもらおうと、大阪府内の40大学でつくる「大学コンソーシアム大阪」と協定を結んだ。協会の石毛博行事務総長は「(万博にめぐり合うのは)めったにない貴重な機会。大学生ら若者に主体的に参加してもらいたい」と呼びかけた。

23日に大阪市内で石毛氏と大学コンソーシアム大阪の理事長を務める大阪公立大の辰巳砂(たつみさご)昌弘学長が協定を結び、会見した。協会は大学を通じて学生に万博への参加を呼びかけ、ボランティアの募集もする。大阪府以外の各地の大学の連合組織とも協定を結ぶ方針だ。

 大学側は、万博での活動を学業の単位に認めるなど教育や研究活動への活用を検討する。辰巳砂氏は「高校生、高専生も含めて広く学生のアイデアを万博に持ち込みたい」と話した。
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