「大学野球的な応援で、神宮のノリをそのまま甲子園に持ち込んでしまったのは申し訳なく感じています。従来の高校野球の応援は、学校の応援団や地域住民が主ですが、慶應高校の応援には高校関係者のみならず、海外から駆け付ける者もいるほど、塾員全体が熱を持って応援していました」

 そう語るのは、スポーツ全般、特に野球に詳しい慶應義塾大学名誉教授の池井優氏である。

「また、慶應高校は神奈川県代表というより、オール慶應代表のように見られる部分がありました。これも従来の高校野球とは違ったチームと見られてしまう要素だったのではないかと思います」

https://news.yahoo.co.jp/articles/5820a60217869c109d3090271ceb1d87f83e23e1