米国でフライドポテトなどの加工原料として生産されるジャガイモの主力品種はラセット・バーバンクといいます。大きく、でこぼこが少ない、厨房や工場で扱いやすいイモが取れます。

しかし、以前、日本の研究者がこれを持ち帰って、北海道で栽培したことがあるそうですが、どうしても米国でのような大きさに育たなかったそうです。

また、品種もなかなかいいものが出て来ません。
米国ではラセット・バーバンクの他に、用途や作付ける地域に適した品種が毎年のように多数開発されていますが、日本はどうでしょうか。
通常、手に入るものとしては、男爵とメークイン、最近やっと増えてきたキタアカリぐらいのものでしょう。
男爵などは、土佐出身で函館どつくの中興の祖川田龍吉男爵が明治後期に米国から持ち帰ったもので、
100年前の品種です。
日本のジャガイモ生産は、どうも時が止まっているようです。
https://www.foodwatch.jp/agriandfs006