「売り先がない」ナマコの仕入れ中止を検討する加工業者も…中国の禁輸措置の影響 青森県

福島第1原発の処理水の海洋放出を受けた中国の禁輸措置の影響です。
県内の加工業者の中には中国で需要が高いナマコの仕入れを取りやめることを検討している業者もあります。

福島第1原発では今月24日100倍以上に薄められた処理水が海に放出されこれを受けて中国は日本の水産物の輸入を全面的に停止しました。
ホタテやナマコなど輸出用の加工品のうち7割を中国に輸出している平内町の加工業者ではすでに深刻な影響が出ています。
中国で需要が高いナマコについては

★ハケタ水産 八桁由悦 社長
「8月24日に停止ということになってしまったので宙ぶらりんで在庫を抱えて困っています おそらく5000万円弱です」

現在抱えている在庫は北海道産ナマコですが、売り先が見通せない以上10月に漁が解禁される陸奥湾産ナマコの仕入れについても頭を悩ませています。

★ハケタ水産 八桁由悦 社長
「中国が禁止となると売り先がないのでなかなか加工できないなといま思っています (選択肢としては)これを機会にナマコの扱いを中止すると輸出できない期間できた製品を国が買い上げてくれるということになるのが一番いいんでしょうけど」

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https://news.ntv.co.jp/nnn/108arhq7c6ltn8jg69b