一方、「愛国心にかられた」と主張する人もいる。

江蘇省の無職男性(25)は、広島県のホテルや都内の大学に電話をかけ、その結果をSNSに投稿した。

 男性は日本語を話せず、電話で会話は成り立たなかったが、一方的に中国語で海洋放出への反対をまくし立てたという。
男性は「迷惑をかけたとは思わない。日本こそ放出で中国人に迷惑をかけている」と一方的な主張を繰り返した。

中国のSNSには、海洋放出の直後から、科学的根拠のない海洋放出への批判とともに、日本の電話番号が掲示され始めた。
東京電力や福島県庁のほか、無関係の東京都内の食堂や居酒屋、地方の飲食店の電話番号がさらされ、「なぜ汚染水を海に排出するのか」といった文言の日本語訳も投稿された。
「今日は日本人に電話をかけよう」という呼びかけとともに、日本に電話をかける動画もあった。