軍将兵に伝統衣装で女装を? 韓国の地域祭りの荒唐無稽な要求(中央日報日本語版) - Yahoo!ニュース
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江原道麟蹄郡(カンウォンド・インジェグン)のある地域祭りで陸軍の支援を要請しながら将兵に王や下女・於宇同(オウドン、朝鮮時代の有名な女性)などに扮装して「フォトゾーン」業務に就くように要求した事実が知らされた。
自分のことを「麟蹄郡で軍生活をしている陸軍幹部」と紹介したAさんは29日、フェイスブック「陸軍訓練所の代わりにお伝えします」にコメントを載せて「ピエロ役を受け持つことになる幹部の人権をぜひ守ってほしい」と訴えた。
Aさんが属した部隊は来月2日、麟蹄郡麻衣太子(マウィテジャ)祭りを控えて麟蹄郡上南面(サンナムミョン)から幹部50人が必要だという協力要請を受けた。
Aさんが添付したエクセルイメージによると、上南面側が要請した業務分担は大きく分けて安全管理、周辺整列、動くフォトゾーンの3つだった。Aさんが問題を提起した部分は50人中約40人が一種の仮装行列担当ともいえる「動くフォトゾーン」業務を要請された点だった。
幹部40人余りは将軍、王、於宇同などの役割によって衣装を着てフォトゾーンを運営してほしいという要請を受けた。協力要請で彼らは約1キロを行進した後、午後1時から6時まで交代で行事場所周辺を練り歩く「動くフォトゾーン」業務に就くことになっていた。
Aさんは「安全統制、交通統制などは理解できるが、添付された写真を見ると扮装後に『動くフォトゾーン』で観光客と写真を撮らなければならないピエロの役割」と吐露した。
続いて「管轄地方自治体予算でアルバイトを雇用しなければならない部分ではないのかと思ったが、個人の肖像権と人権が無視された処置のようだ」とし「国を守る軍人が内侍、下女、臣下、於宇同の役割をすることが国民の体と財産を保護するということにおいて必要な対民間支援なのか」と反問した。
Aさんは「現在部隊では幹部50人を支援するよう命じて人員を編成中」と知らせた。
麟蹄郡関係者は聯合ニュースに「軍部隊と共生しようという意味で要請したものだった」とし「不愉快に感じた人がいると聞いてプログラム修正を積極的に検討している」と説明した。