>>34
違うよ
単に便利だから使ってる

日本が各都道府県のゆるい連合国家で、それぞれに独自通貨を持ってると考えてみよう
千葉の通貨と沖縄通貨、北海道通貨と富山通貨、京都通貨と東京通貨…
すべての相互レートでその都度取引するなんてめちゃくちゃ煩雑になる
しかも中継取引まで出てきたらもうしんどい
だから、一つ基準を作ってA通貨でもB通貨でもZ通貨でも基準通貨を介しての取引にすると貿易が楽になる

アメリカの経済規模は極めて巨大なので世界経済の取引を賄う流動性を供給することができたが、
特に2次大戦後のまだ世界経済が今より遥かに規模が小さい頃は、交換レートを固定した状態で基準になれるのはドルくらいしかなかった

多くの国が変動為替になり、金融が発展して実物経済の何倍もの余りマネーが出るようになった今では
相対での資本の差額取引になるので共通通貨としてのドルの必要性はかつてほどではない
(銀行含めた金融インフラがいまだ弱い国などはその限りではないが)
ただし、その場合各取引ごとに個別レートでやらなければいけないし、
各国金融当局の間で、決済資金が不足する場合に備え互いに通貨を融通する取り決めなどをして
運営していかなければならないのでやはり利便性は下がる

あと中国はものすごく厳格に管理してきた元レートの変動をかなり大幅に許容しなければならなくなるがそのつもりはあるのかな