鉱工業生産指数 4か月ぶり低下「緩やかな持ち直し」判断は維持
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230630/k10014113671000.html
企業の生産活動を示す5月の鉱工業生産指数は4か月ぶりに低下しました。
経済産業省によりますと、先月の鉱工業生産指数は、2020年を100とした指数で103.8となり、前の月を1.6%下回りました。
指数が4か月ぶりに低下したことについて、経済産業省は、前の月まで上昇を続けていた反動に加え、半導体不足で乗用車の生産が落ち込んだことが主な要因としています。
一方、企業の生産活動については「生産は緩やかな持ち直しの動き」という基調判断を維持しました。
経済産業省は、今後の見通しについて「一部のメーカーでは、秋ごろまで半導体不足が続く見通しとなっているが、国内全体で生産活動は回復傾向にある。引き続き物価上昇などに注視したい」としています。