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サーブが主審直撃でヒヤリ

男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は17日に男子シングルス3回戦が行われ、第14シードのT・ポール(アメリカ)は第1シードのC・アルカラス(スペイン)に6-7 (6-8), 7-6 (7-0), 3-6のフルセットで敗れ、ベスト8進出を逃した。この試合のウォーミングアップでポールの放ったサービスが主審に直撃するアクシデントがあった

アルカラスとポールは先週のナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)の準々決勝でも対戦しており、この時はポールが6-3, 4-6, 6-3のフルセットでアルカラスを破った。

2週連続の対戦となったこの試合だが、ウォーミングアップではサービス練習でポールが放ったボールが主審に直撃してしまった。

ポールはすぐさま主審のもとに歩み寄り「すいません」と謝罪した。これに主審は「大丈夫だよ、これはアクシデントだから大丈夫」とポールに声をかけた。

ヒヤリとする思わぬアクシデントが試合前に発生したものの、試合は両者素晴らしいプレーを見せ白熱した試合となる。

第1セットはアルカラスがタイブレークの末制すと、第2セットの第12ゲームでアルカラスが3本のマッチポイントを握る。しかしこれをポールがしのぐと第2セットもタイブレークに突入。タイブレークではポールがアルカラスに1ポイントも与えず、1セットオールに追いつく。

勝負のファイナルセット、第1ゲームで先にアルカラスがブレークを果たしリードしたが、途中雨で約90分の中断を余儀なくされた。それでも集中力を切らさなかったアルカラスは再開後、第9ゲームでもブレークに成功し、先週の雪辱を果たしポールに勝利した。

勝利したアルカラスは準々決勝で、予選勝者で世界ランク70位のM・パーセル(オーストラリア)と対戦する。パーセルは3回戦で同51位のS・ワウリンカ(スイス)をストレートで下しての勝ち上がり。