「アダルトサイトの閲覧時に年齢確認を義務付けるのは違憲」という判決がテキサス州で下される

抜粋

アダルトサイトの閲覧に年齢確認を義務付ける法律(年齢確認法)が施行される予定だったアメリカ・テキサス州で、施行の前日となる2023年8月31日、
アメリカ地方裁判所によって「年齢確認法はアメリカ合衆国憲法修正第一条に違反している」との判決が下されました。

アメリカ地方裁判所のデビッド・アラン・エズラ判事は2023年8月31日、「年齢確認法は合衆国憲法修正第一条に対して違反しており、定義が不十分」と主張する
大手アダルトサイトのPornHubや表現の自由連合(FSC)などからの訴えを認め、テキサス州に対してオンラインでアダルトコンテンツに
アクセスする際に年齢確認が求められる法案「HB 1181」の暫定的な差し止め命令を下しました。

エズラ氏は「HB 1181のような法律は、ユーザーが訪問したウェブサイトや閲覧したアダルトコンテンツなど、個人のセクシュアリティに関するプライベートな情報を
政府機関が検閲できるようになり、プライバシーが侵害される可能性があるという懸念があります」と指摘しています。

加えてHB 1181では、アダルトサイト自身にアダルトコンテンツの危険性について免責事項を追記させることが義務付けられていました。
これに対しアメリカ地方裁判所は「発言の強制」として違憲の判断を下しています。

https://gigazine.net/news/20230901-porn-age-verification/