統合失調症の妄想ってどんな妄想があるの?
被害妄想
自分が誰かに攻撃されたり、嫌がらせを受けているというような妄想です。統合失調症で最もよく見られる妄想です。
具体例>
追跡妄想「集団ストーカーにあっている」「警察に尾行されている」など誰かに追跡されているという妄想

注察妄想「部屋に盗聴器がしかけられている」「監視カメラで行動を監視されている」など誰かに見張られているという妄想

関係妄想

周囲にいる人の言動や、テレビやインターネット上の出来事が自分に関係のあることのように考えてしまう妄想です

具体例>
「町中ですれ違う人の咳き込みは自分への警告だ」「テレビの特定のCMばかり流れているのは自分に対するあてつけだ」など実際には全く関係ないことを自分に関係あることと考えてしまう

妄想が出現している時、患者さんはその妄想によって悩まされています
本人はそれが妄想だとは分からず「真実である」と思い込んでいます。

妄想の内容に対しては否定も肯定もせず、不安な気持ちに共感を示し安心感を与えて上げることが大切です。

まずはゆっくり休めるようにしようなどの安心感を与える

以上が妄想への対応となります。
繰り返しにはなりますが、妄想に対しては否定も肯定もせずに患者さんの気持ちに寄り添うというのが対応の基本です。

大阪精神病院けいメンタルクリニックより
https://www.kei-mental-clinic.com/column/698/
https://www.bekureru.yamamototaro