ニトリなど3銘柄採用、日経平均見直し

日本経済新聞社は4日、日経平均株価の構成銘柄の定期見直しで3銘柄を入れ替えると発表した。メルカリ、レーザーテック、ニトリホールディングス(HD)を採用する。ニトリHDには7月に発表した分割採用を初めて適用する。一方、日本板硝子、三井E&S、松井証券を外す。10月2日の算出から反映する。

定期見直しは春秋の年2回。各構成銘柄の指数算出用の株価は、実際の株価に株価換算係数を乗じて求める。同係数は原則1で、採用時の実際の株価が著しく高ければ指数算出用の株価が一定水準以下となるように設定する。メルカリの株価換算係数は1、レーザーテクは0.4とする。

分割採用は売買代金が全構成銘柄の株価合計に占める比率(ウエート)との関係で少ない場合に組み入れを2回に分ける。株価換算係数を今回は低めに設定し、半年後となる来春の定期見直しで引き上げる仕組みだ。ニトリHDの今回の株価換算係数は0.3とする。

日経平均の定期見直しの銘柄除外を受けて、日経平均気候変動1.5℃目標指数は日経平均と同じ3銘柄を10月2日に外す。銘柄補充はせず同月末に定期見直しをする。日経平均内需株50指数は松井、日経平均外需株50指数は板硝子をそれぞれ10月2日に除外する。両指数ともに銘柄補充はせず同月末の定期見直しで50銘柄に戻す。


日本経済新聞社は9月28日から日経平均株価を構成する6銘柄の株価換算係数を変更する。各社が実施する株式分割の比率に応じて変更する。

▽アドバンテスト(2→8)、デンソー(1→4)、村田製(0.8→2.4)、ホンダ(2→6)、スクリン(0.2→0.4)、JR東海(0.1→0.5)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB045070U3A900C2000000/