9月1日、港区は、2024年度に区立中学校3年の全生徒約760人の修学旅行先をシンガポールとすることを発表した。

なぜ、国内ではなく、修学旅行先に海外を選んだのか、港区の担当者に聞いた。

港区担当者「シンガポールにした理由は、英語を活用した体験ができたり、時差が少なく、治安が安定しており、事故発生時の緊急対応の体制も整備されているというところで、今回設定をさせていただきました」

港区では、2007年から国際教育に力を入れていて、その集大成として修学旅行先を海外にしたという。

港区の海外修学旅行について、街の人はどう受け止めるのか。

街の人「お金あるならいいんじゃない。お金ありそう、港区」、「中学生で海外はいい経験になりそうですよね」、「(港区外でも)広がっていくといいですよね」

こうした賛同の声がある一方で、自治体間の格差を気にする声も聞かれた。

街の人「(ほかの自治体との)格差がすごいですね」、「やっぱり不公平感だったり、そういう格差があることで、子どもが家庭に対する劣等感だったりを抱いたりするのは少し気になる」

港区によると、各家庭の費用負担は、これまで京都や奈良への修学旅行でかかっていた約7万円以内に収め、それを超える部分を区が負担する考え。

生徒1人あたりの区の負担額は、約50万円にのぼるという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/80df40e053616c6e81fc7b7d2cc60528b1e40aec