しかしこの「アニメ監督」とのやり取りで「レイプ魔」などと揶揄(やゆ)されたことで、自身が過去に起こした女性への暴行事件のことを知られていると疑心暗鬼になり、激しく落ち込んだという。
自暴自棄になった青葉被告は34歳のとき、コンビニ強盗事件を起こして服役。弁護側はこのときの刑務所生活の中で「闇の人物」から、貸し出しの本やテレビCMなどを通じ、さまざまなメッセージを送られるようになった、と述べた。

検察側が犯行動機として指摘する「京アニ大賞」に応募した自作小説の落選についても、弁護側は「闇の人物が仕組んだ」と青葉被告が捉えていたと説明。そのうち「闇の人物と京アニが一体となって、嫌がらせをしている」「闇の人物と京アニからは逃れられない」と思い込むようになり、両者を「消滅させたい」と犯行に及んだと訴えた。


https://www.sankei.com/article/20230905-IIYAEFPA7JPODH62VJSVM2YX7I/