「『桜を見る会』で安倍元首相夫妻を広告塔に利用」「昭恵夫人が関与した宿泊施設に資金支援」カジノ・IR統合型リゾート汚職事件の被告・淡路明人氏の余罪と検察が「深堀り」しなかった理由
9/6(水) 9:28配信
カジノを含むIR(統合型リゾート)汚職事件を巡り、秋元司元衆院議員と共謀して証人を買収したとして有罪判決を受けた淡路明人氏(57歳)。彼が、8月21日、20代の女性に覚醒剤を使用した疑いで逮捕された。
淡路容疑者は、マルチ商法利用の仮想通貨販売で約200億円を集めたものの、'17年10月に消費者庁から取引停止命令を受けて事業停止に追い込まれ、約3万5000人の会員に損害を与えた人物。それだけに高齢被害者のひとりは、「贅沢三昧の挙げ句、会社を潰して逃げた。許せません!」と怒りを露にする。
淡路容疑者が広告塔に使ったのが安倍晋三元首相夫妻だった。「桜を見る会」で一緒の写真を見せられて、「首相人脈のある人だ」と、勧誘に応じた人もいる。
写真だけでなく、昭恵夫人が関与した下関の宿泊施設に資金支援するなど関係は深かったが、証人買収事件の際、検察が安倍夫妻との関係が表に出ないよう「封印」したという。
検察関係者は「淡路は秋元だけでなく昭恵夫人との関係も含めすべて白状した。でも秋元以外に捜査の手は伸ばさなかった」という。
それは当時、検察と政権との関係がギクシャクしており、更なる関係悪化を避けたかったからだとされる。だが、野放しにした“性悪”が更生することはなかった。
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