https://bunshun.jp/articles/-/65610

8月23日、小型ジェット機がロシアのモスクワ北西、トベリ州で墜落し、民間軍事会社「ワグネル」の創設者であるエフゲニー・プリゴジン(62)ら、乗客10名の死亡が確認された。
「ワグネル」共同創設者とされ、軍事部門を統括していたドミトリー・ウトキン(53)ら、同組織の幹部も複数搭乗していたことで、2カ月前に起きたワグネルによるショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長の解任を求めた反乱への粛清とみなす見方が圧倒的だ。

なぜプリゴジンは暗殺されたのか。
彼の死はウクライナ戦争やロシア情勢にいかなる影響を与えるのか? 
東京大学専任講師の小泉悠氏による 「プーチンが本気で狙い始めた “終身独裁”」 を「文藝春秋 電子版」より一部転載します。