さいたま市の住宅で帰宅した住人の男性を殴ったなどとして、埼玉県警は6日、住居侵入と強盗致傷などの疑いで、トルコ国籍の無職、パーラック・バイラム容疑者(23)を逮捕した。認否を明らかにしていない。今年3月以降、埼玉県南部では空き家などを狙った同様の手口の事件が約20件発生しており、県警は余罪もあるとみて動機などを調べている。

逮捕容疑は男と共謀して5月16日、さいたま市南区の住宅に侵入し、帰宅した男性(55)を羽交い締めにして殴り、顔などにけがをさせたなどとしている。

パーラック容疑者は6月、ほかの男2人と共謀し、金品を奪う目的で、東京都北区の病院にも侵入。県警は主犯格とみている。

ほかに逮捕されたのは、いずれもトルコ国籍で、埼玉県川口市芝下の自称、解体工のパーラック・ジュマ容疑者(26)、無職のウズディリ・ハジ・アリ容疑者(20)、無職のパーラック・オヌル容疑者(21)。

https://www.sankei.com/article/20230906-T2SFZLDSZJOFXPPUPZHGMSGPBE/