「車や自転車を使っていた」メキシコシティマラソンで“1万1000人”が不正行為で失格となる驚きの事態が発生!「全体の3分の1を超える」
にわかには信じがたいニュースが飛び込んできた。
英高級紙『The Guardian』が伝えたのは、現地8月27日に開催された「メキシコシティマラソン」で巻き起こった一大騒動だ。なんと1万1000人のランナーは不正行為を働いたとして、大会主催側から失格処分を受けたのだという。
同紙によると、「実に全体(3万人)の3分の1を超えるランナーが、26.2マイル(42.195キロ)のコースの一部をカットした」という。「ランナーたちが車や公共交通機関、自転車を使って不正を働いている通報を受けて調査を開始。5キロごろのチェックポイントを通過していないランナーが数千人に及ぶことが発覚し、さらに調査を進めた結果、1万1000人の失格が決まった」と報じている。
大会主催側は「イベント中にスポーツマンシップに反する態度を示した参加者を特定し、エントリーから除外した」と発表。SNS上でも不正を行なうランナーたちの様子が次から次へと投稿され、物議を醸した。一方で専門誌『Runnres World』は失格処分となったランナーたちの意見を取り上げ、「不正はしておらず、トラッカーが故障していてチェックポイントに登録できなかったのだと主張する者も少なからずいた」と伝えている。
メキシコシティマラソンは北中米屈指の人気と知名度を誇るマラソン大会で、世界陸連がルールや運営面で優れた大会を評価する「ゴールドステータス」が付与されている。だが『The Guardian』は「同大会で不正行為をしたランナーが処分を受けるのは今回が初めてではない。2017年には6000名はレースから除外されている」という事実も紹介した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c7c53242ddcc534fa63c2c9963e020bcaa766e9