杜の都でつくられた、壁一面に広がる本の森。築42年リノベマンションふたり暮らし(宮城県仙台市)|みんなの部屋

洗練されたギャラリーのような白を基調とした空間の中にあったのは、本の森ならぬ一面に広がる本棚。
特徴的な住まいと、その住まいを磨き続けるおふたりの部屋づくりについてお話を伺ってきました。
壁一面に広がる土間の本棚
リノベーションするにあたって夫婦共通で欲しかったというのが、土間玄関を抜けた先にあるLDK壁面の本棚。
白がベースの住まいの中で、背面が躯体現しになった本棚は、美しさと存在感を兼ね備えたスペースになっています。
「ふたりとも本が好きでたくさん持っていたのですが、東京から仙台へ最初に引っ越した住まいでは本が収まりきらなかったんです。ずっとダンボールに入ったままお互いの実家に預けっぱなしになっていたので、広い本棚が欲しいという思いがありました」(Kさん)
そうした本への思いを伝えた際に設計士の方が提案してくれたのが、今の本棚だったそう。玄関まで続く棚はLDKとの間に境界線となるスペースを残して、玄関の収納棚へと繋がっていました。
「本棚と靴を収納している棚は、1つスペースを開けてもらうようにお願いしました。靴の横に本が並ぶのが嫌だったのですが、梁が重なったこともあり、ちょうどいい余白が取れたのはよかったです。このスペースのおかげで、ダイニングからは靴が視界に入らないようになっています」(aiさん)
また、本棚は夫婦で列を分けて収納されていました。
「私が真ん中と左のスペースを、主人が右の棚を被らないようにして使っています。以前は編集の仕事をしていて元々本が好きなので、私の方が少し多めにスペースをもらっていますね」(aiさん)
光がたっぷり入る窓際にあったのがベッドルーム。窓際に置きたいという要望まで詳細に伝えたという、生活の中で大切なスペースになっていました。
「朝日で起きたいという思いがあり、最初から窓際のベッドルームを希望していました。設計が進む中で、壁も無くしてしまおうと腰壁に変更したことで、ちょっとした休憩にもすぐに横になれて便利です」(Kさん)
腰壁はKさんのアイデアだったそう。壁の形式はもちろん、キッチンと同じ高さに揃え、左右対称になるようにつくったという空間づくりへのこだわりを感じます。
「来客時にベッドルームが丸見えになってしまうというのはありましたが、結果的には家全体が広く見えるようになって、正解でしたね」(Kさん)

場所:宮城県仙台市
広さ:1LDK
物件購入費:約1,000万円
リノベーション費用:約1,000万円
築年数:42年
住宅の形態:中古リノベーションマンション

https://www.roomie.jp/2021/09/749912/

https://media.loom-app.com/roomie/dist/images/2021/09/DSCF5406.jpg
https://media.loom-app.com/roomie/dist/images/2021/09/DSCF1763.jpg
https://media.loom-app.com/roomie/dist/images/2021/08/DSCF5263.jpg
https://media.loom-app.com/roomie/dist/images/2021/08/DSCF1743.jpg
https://media.loom-app.com/roomie/dist/images/2021/08/DSCF5289.jpg
https://media.loom-app.com/roomie/dist/images/2021/08/DSCF5256.jpg
https://media.loom-app.com/roomie/dist/images/2021/08/DSCF5411.jpg
https://media.loom-app.com/roomie/dist/images/2021/08/DSCF5360.jpg
https://media.loom-app.com/roomie/dist/images/2021/08/DSCF5374.jpg
https://media.loom-app.com/roomie/dist/images/2021/09/DSCF1768.jpg
https://media.loom-app.com/roomie/dist/images/2021/08/DSCF5392.jpg