トカラ列島近海の地震 午後も相次ぐ 今後の地震活動に注意を

トカラ列島近海で発生している地震は、午後も相次ぎ、これまでに震度3が6回観測されるなど、揺れを伴う地震は合わせて50回以上に上っています。
過去にも、しばらくの間、地震が相次いだことがあり、気象台は今後の地震活動に注意するよう呼びかけています。

気象台によりますと、トカラ列島近海では8日未明から地震が相次いでいて、午前中、揺れを伴う地震は合わせて47回発生しました。

このうち、午前2時50分ごろのマグニチュード4.4の地震では、いずれも十島村の、悪石島で震度3、小宝島で震度2の揺れを観測しました。

午後も地震は続き、午後1時15分ごろにはマグニチュード4.6の地震が発生し、悪石島で震度3、小宝島で震度2を観測したほか、奄美市でも震度1の揺れを観測しました。

揺れを伴う地震の発生は午後5時半までに合わせて58回に上っていて、震度3を6回、震度2を15回、震度1を37回観測しています。

一連の地震の震源付近では、過去にもしばらくの間、地震が相次いだことがあるほか、おととし12月にはマグニチュード6.1の地震が発生して、悪石島で震度5強の揺れを観測しています。

気象台は、今後の地震活動に注意するよう呼びかけています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20230908/5050024509.html