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アドバイザーに22人認定
 高知の地酒の魅力をアピールしたり、おいしい飲み方を助言したりする「土佐酒アドバイザー」の認定証書授与式が6日、高知市内のホテルであった。今回で20回目となる研修や認定試験を経て、県内の30~60歳代の22人(女性12人、男性10人)が新たに認定され、アドバイザーは計536人となった。

 土佐酒をより深く楽しんでもらおうと、県酒造組合が1992年に始めた。近年は人気があり、2016年から毎年研修を実施。

 高松国税局や食品会社などから専門家を講師に迎え、酒の種類や酒税法、土佐酒の歴史など、約3か月にわたって幅広い知識を身につけ、利き酒の実習も行われる。

 授与式では、同組合の竹村昭彦理事長が今年度の「全米日本酒歓評会」で、高知県が金賞受賞率で日本一になったことを報告。「土佐酒はやっぱりうまいぞとあちこちに言いふらし、楽しい飲み方を教えて土佐酒を普及させてほしい」と呼びかけた。

 代表して謝辞を述べた南国市の野村ひとみさん(67)は、ほぼ毎日日本酒やワインをたしなむ。「まったりとしている他県の地酒と比べ、土佐酒は淡麗辛口でおいしい。仲間と楽しく飲んで、一人でも多くのファンを増やしていきたい」と意気込んでいた。