Netflixシリーズ『ONE PIECE』が実写化大成功となった理由 アメリカで作られた意義を考察

 永きにわたり、漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』の屋台骨を支え続けてきた、尾田栄一郎によるヒット作『ONE PIECE』(ワンピース)。これまで、TVアニメやアニメ映画で映像化され、原作とともにファンから好評を博してきたが、ついにこの度、初の実写ドラマ版が、アメリカ、日本の共同製作の作品として、Netflixから配信された。

 日本の漫画、アニメ作品が実写化されると、SNSを中心に、辛辣な反応が寄せられる場合が少なくない。だが、今回は驚くほどに評価する声が多い。そして日本のみならず、アメリカの批評家や観客の評価も高いのである。これは、少なくとも現時点において“実写化大成功”と言っていいだろう。

 そんな実写ドラマ『ONE PIECE』の成功から読み取れるものや、作品に内包される試みや思想などを、ここではできるだけ深いところで読み取っていきたい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/45d4be5294d3c36fb527d0ad24f9036d7f4240b6