万博のユニフォームに植物の「ヨシ」 生地の生産者『SDGsの観点から使ってみようと』(MBSニュース)
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大阪・関西万博のユニフォームに環境に「ヨシ」な素材が使われることになりました。

9月8日、1970年の大阪万博の記念館を視察した大阪府の吉村洋文知事と兵庫県の斎藤元彦知事。大阪・関西万博で実用化を目指す「空飛ぶクルマ」の発着場が兵庫県尼崎市に整備されることなどについて意見を交わしました。

(大阪府 吉村洋文知事)「空飛ぶクルマの移動革命が関西全体に広がればいいと思います」

一方、8日午後、大阪・関西万博の一部ユニフォームに使われる素材が発表されました。作業服などを展開する大阪府枚方市の企業が提供するということですが、その素材というのが植物の「ヨシ」です。琵琶湖の湖畔などに群生するイネ科の植物で、魚などのすみかとなります。しかし、枯れたヨシは水質を悪化させるため、毎年ヨシ刈りなどの手入れが必要です。

毎年大量に処分されるヨシに注目したのが滋賀県高島市にある企業「高麻」。ヨシを使った生地を生産しています。和紙を混ぜ込むことで麻のような夏向けの通気性の良い生地になるということです。

(高麻 拝師圭佑さん)「SDGsの観点からヨシを使ってみようということになって。元々は捨てるものなので、それが再利用されてみなさんで着てもらうのはすごくいいことだなと思います」

ヨシを使ったユニフォームのデザインは今年11月ごろに決定し、今年12月に刈り取られたヨシで製造するということです