秋篠宮佳子さま(28)の「皇室脱出計画」が最終段階を迎えているようだ。

 30億円以上をかけて改修した秋篠宮邸には移らず、旧御仮寓所(ごかぐうしょ)で一人で暮らすことを選んだのは、彼女が「私は皇族に残るつもりはない」という強い意思表示だったと、私は思っている。

 佳子さまはどこへ行くにも側衛官が付き添い、赤坂御用地という世間と隔絶された空間の中でしか生活を許されない人生に、耐えがたい息苦しさを感じていたようだ。

 2012年に民主党の野田佳彦政権下で、本格的に女性宮家創設の議論が開始されると、17歳だった佳子さまは「一生ここから抜け出せないのでは」と恐怖心を抱いたという。

 当時、佳子さまが信頼して毎日のように相談を持ち掛けていた“ある人物”は、彼女は「このまま皇室から出られないのであれば、もはや生きている意味はない」「自分で自分の命を絶つ」とまで思い詰めていたと、文藝春秋(9月号)で語っている。

 一心同体姉妹といわれる姉の眞子さんも同じ考えだった。そこから2人の脱出計画が動き出すのである。

 姉が小室圭さんと交際を始めたのはこの年の夏だった。婚約延期などで3年も会えない苦しい時期を耐え忍ぶことができたのは、妹の佳子さまの励ましと、何が何でもここから抜け出してやるという強い意志だった。

 姉の次は私だ。佳子さまが公務に邁進(まいしん)しだしたのもこの頃からだった。佳子さまに、姉の小室圭さんのような存在がいるかどうかは不透明だ。だが、彼女が考えているのは「正面突破」だと思う。

 皇室を離脱すると高らかに宣言して、皇室会議の承認を得られれば、結婚しなくても皇籍を離れることができる。

 会議のメンバーの中には父親の秋篠宮がいる。9月には愛子さまも投票に加わるという。

 父親である秋篠宮との関係がぎくしゃくしていても、かつて秋篠宮は「女性皇族は皇室会議を経ずに結婚できる」という迷言を吐いたように、女性皇族は「私」が優先されてしかるべきだという持論を持っている。佳子さまの強い味方であることは間違いない。

 今、決断しなければ、抜け出すチャンスを逸してしまうかもしれない。佳子さまはそう考えているのだろう。

「個人の人権が一切守られていないのが、今の皇室という場所です。人権擁護の立場からは一番遠いところにあるとすら言えます」と、文藝春秋で宮内庁幹部が証言している。

 皇族方は公務先で笑顔を見せ、手を振るが、邸に戻ると精神的に疲弊してしまうという。宮内庁幹部は、「現在、17方いらっしゃる皇族の中で、精神面で鬱的な状況に陥っていない方は、一人もいません」と断言する。

「皇室は俺たちの税金で養っている」と考える国民は多くいる。だが、普通の日本人なら当然のことと考えている戸籍や選挙権もなく、職業選択、信教、結婚の自由もない生活を、皇族たちに強いていることに疑問を感じないのか。

 佳子さまが一般人になれば、天皇の長女・愛子さまと秋篠宮家の長男・悠仁さましか残らない。愛子天皇を認めなければ、彼女も結婚して皇室から離れてしまうかもしれない。やや線の細い悠仁さま一人に皇室の運命が委ねられることになるが、彼も皇室離脱したいと言い出すかもしれない。

 秋篠宮家姉妹の反乱は、皇室を崩壊させるトリガーになるのか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/271ccfb9e13b30ea0ce47d6ec32b218ceda3c977